2022年12月15日
一度に複数の候補者の面接をするグループ面接(集団面接)は、選考効率が良いので、
面接の人員が足りないという企業にとってメリットが大きい方法の一つですが、デメリットもあります。
今回は、そのデメリットをご紹介しましょう。
デメリット①一人にかけられる時間が短い
個人面接と比較すると、当然一人にかけられる時間が短くなり、
掘り下げて話を聞くことはできません。
他の候補者がいるところでは聞きづらいこともありますので、深堀をするのは次の選考段階として、
グループ面接は最低限のレベルに達しているかの確認をする場とした方がよいでしょう。
デメリット②主観による相対評価に陥りやすい
グループ面接では比較対象がその場にいるため、面接官の主観による相対評価になりやすいです。
比較対象がいることで判断がしやすいとも言えますが、必要以上に相対評価に引っ張られてしまうと、
評価全体のばらつきが出てしまうことになります。
あくまでも、採用基準を満たしているかどうかを判断する場だということを念頭に置いて、
面接を行いましょう。
デメリット③候補者の満足度が下がる場合がある
話す時間が短い、他の候補者に影響を受けて力を発揮できなかったなど、
候補者側の満足度が下がってしまう可能性があります。
質問量はもちろん、候補者の発言量を公平にできるように努めるなどの工夫が必要です。
グループ面接は時間のコントロールが難しいので、運用面では慣れも必要です。
その上でデメリットを理解し、そこをカバーできるように意識してグループ面接を行ってくださいね。