2023年1月12日
新卒採用や中途採用を行った後の新人研修において、良く導入されているのが「OJT」という方法です。
この「OJT」という言葉は聞いたことがある人が多いと思いますが、
「OJT」の意味や目的をしっかりと説明できる人は少ないかもしれませんね。
「OJT」とは、「On-the-Job Training」の略で、
仕事現場での実践を通じて仕事を覚えてもらう育成手法のことをいいます。
上司や先輩社員が教育担当となり、通常業務を進めながら指導にあたることが一般的ですが、
専門のOJTトレーナーやOJTリーダーが担当する場合もあります。
具体的な指導方法は、まずは教育担当の上司や先輩がやって見せて、その内容を説明し、
次は新入社員にやらせてみて、それについて評価やアドバイスをする、という流れになります。
ただし、場当たり的に仕事を教えているのでは十分な成果がでません。
どのような順序で何を教えるのか、計画的に進めていく必要があります。
「OJT」の対照となる研修が「Off-JT」です。これは「Off The Job Training」の略で、
実務からは離れ、自社や外部の研修専門業者が作成した研修用プログラムを、
対象者を一堂に集めるなどして受講させる育成手法のことです。
「OJT」では、座学での研修やマニュアルからでは学びきれない知識やスキルを身に着け、
新人を早期に戦力化すること目的となりますが、「Off-JT」による知識のインプットも重要です。
知識を持った状態で、「OJT」にて実際の業務を見て、自分でもやってみる。
両方をうまく組み合わせることで、より効果的な研修になるということも、ぜひ覚えておいてくださいね。