2017年3月13日
おはようございます
アンカー目木でございます。
今週の商売繁盛メールマガジンをお送りします。
商品やサービスを探す際に、
インターネットで検索すれば
よく似た商品がたくさん見つかる
時代となりました。
モノがあふれた選択選別の時代、
消費者から選ばれるには
改良・改善のポイントを
どこにおけば良いでしょうか。
本日はマーケティングチーム加藤から
購買のストーリーづくりについてお伝えします。
【購買のストーリーづくり1】
単にモノを並べていても
売れない時代になりました。
その一方で「どこがいいんだろう」と
首をかしげたくなるような
キャラクターグッズが
飛ぶように売れていたりします
この「どこがいいんだろう」と思えても
売れているグッズには実はストーリーが
あるのです。
例えば完成度が低いキャラクターがあったとしましょう
しかしそれが「有名ミュージシャンが描いた」と
いうバックボーンがあれば価値が出てきます。
無名の作者でも今の時代の気分を表現するような
悲哀に満ちた同情を引く「味わい」が感じられれば
「共感」から評価されることもあります。
大ヒットしたSF映画で使った小道具の精巧なレプリカは
その映画ファンにとって「垂涎のアイテム」です
こうしたモノに共通するのは
モノ自体がストーリーを持っている点です。
お客様はそのミュージシャンや
時代の気分、映画といった
ストーリーを商品から感じられるので
買ってしまうのです。
売る側としてはそうしたストーリー性のある
商品を揃えられると強みとなりますので、
販売している商品にストーリー性を
持たせてみましょう。
『なぜその商品やサービスが生まれたのか』
『何処がいいのか』=なぜこの商品をお勧めするのか
などをPOPで表現してみましょう。
食品では「こだわりの素材・製法」で作られている
というようなストーリーがあれば
お客様に強いアピールができます。
商品完成までの歴史や苦労話があれば
添えてみるのも一手です。
ストーリーが感動的であればあるほど、
共感できればできるほど
お客様の支持が得られるのは、
食品以外の商品やサービスでも同じです
これから商売を始める方や、
まだ扱っている商品・サービスに
ストーリーがないという方は
これから商品・サービスの完成度を高める
経緯を記録しましょう。
いつ初めて、努力した結果どうなったのか
その時自分はどう思ったのか。
結果を受けてどう改善したのかも記録します。
お客様に提供して反応はどうだったのか。
嬉しかった、悔しかった、感動した。
そうした感想も残していきましょう。
こうして丹精込めた商品・サービスが
完成した瞬間に今までの努力・記録が
バックストーリーとして活かせます。
メーカーだけでなく
サービス業でも同じです。
サービスがブラッシュアップされていく過程は
おそらく「人と人とのふれあい」を描く
素敵なストーリーになると思います。
次号ではそのストーリーのまとめ方を
お伝えしたいと思います。