【広報って何?】  

2014年1月20日

~ 広報力を高めていこう ~
 
広告は雑誌・テレビ・新聞など媒体の広告枠を買ってメディアに掲載しても
らうことを言い、一般的に『純広告』と呼びます。
 
これに対して広報は世間(全ての人)に向けて情報発信(プレスリリース)
を行ます。この発信された情報を媒体(メディア)が独自に取り上げ、記事と
なって掲載されたものを『パブリシティ』と呼びます。
 
広告がお金を払って掲載してもらうのに対して、広報によるパブリシティは
メディアが自主的に取材し掲載するので費用は掛かりません。
 
さらに、パブリシティはメディアが『情報価値』を認めた内容ですから読む
人には広告より信頼できる情報となります。この高い信頼性を得るために『ペ
イドパブ』と呼ばれる『見掛け上記事の体裁をとる』広告もあるくらいです。
 
ではどうすれば、小さな会社が発信する情報をメディアが取り上げてくれる
のかを考えてみましょう。
  
 
記事として取り上げてもらえるかどうかはニュース価値によって決まります。 
 
 例えば新聞というメディアに載るには新聞社がプレスリリースの内容を広く
新聞読者(一般社会)に対して価値ある情報だと認めると、掲載の可能性が高
まります。
 
 つまりプレスリリースを出す側は伝えていく内容が社会に対して「どのよう
に貢献しようとしているのか」を書いて、『価値ある情報』なのだとアピール
すべきなのです。
 
 もちろん、既にあるセールスポイントは前面に出してください。全ての商品
やサービスはお客様のお困りごとや期待に応えるために作られていますから、
まずはセールスポイントが「社会への貢献」につながっているはずです。
 プレスリリースを作る時にはそこから考え始めるとわかりやすいと思います。
 
 もう一つ重要なことは『新規性』です。社会に役立つ・貢献するとはいえ、
「今更な話」は残念ながら、大きなメディアでは記事になりにくい情報です。
 
 メディアと言っても、大きな新聞社だけでなくミニコミ誌や市役所の広報誌
など身近なメディアもあります。こうした小さなメディアでは「アピール力が
弱い・今更な話」でも特性に合えば十分、記事になる可能性はあります。
 自分たちのビジネスの範囲とお客様を考えてプレスリリースは小さなメディ
アを意識していくのもよい方法です。
 
 これから活用を考え行くべきメディアは当然、インターネットです。既存の
メディアが従来のチカラを失いつつある中でインターネットを大きなメディア
と考え、広報の場にしていきましょう。